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職場におけるメンタル不調、誰に相談する?🌸こころコラム🌸from 三軒茶屋
「仕事中常に緊張している」「出勤時に涙が止まらない」「仕事のことを考えると夜眠れない」「意欲がわかず朝起きられない」
こういった状態にあり、相談先を迷ってはいませんか?
今回は職場内における悩みの相談先についてご紹介します。
「産業医」という言葉、耳にしたことはありますか?
東京都医師会によると、産業医とは「事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師」のことです。
実際、労働安全衛生法にて義務化されているため、従業員が50人を超えた事業場には必ず産業医が携わっています。
仕事の悩みを上司に相談したが変化がない、自分の力ではコントロールできないメンタル不調が出ている場合、専門家に相談することが大切です。
では、産業医は事業場においてどのような業務を行っているのでしょうか?
産業医の業務の中には健康診断の実施や健康指導がありますが、メンタルヘルスに関連するものとして産業医面談があります。
以下に、面談の内容をいくつかご紹介します。
❁ストレスチェックについて
2015年12月より従業員が50人を超えている場合、毎年1回のストレスチェックが義務化されています。
内容としては、労働者がストレスに関する質問票に回答し、それを集計分析することでストレス状態を調べられるといったものです。
このストレスチェックの結果をもとに産業医は希望者のみ面談指導を行います。
❁メンタル不調について
メンタル不調に関する相談に乗り、アドバイスをするだけでなく業務調整の意見書の作成や医療機関への紹介も行います。
❁休職・復職について
休職や復職に際し、産業医は職員の健康状態をチェックし、主治医の診断書等をもとに企業に意見書の提出を行います。
面談の中で、通院状況や休職中の過ごし方を聴取し復職可能かを判断するのも産業医の役割の一つです。
産業医に相談できない、会社に行くこと自体がストレスなら・・・
職場の環境について、医師からの診断書により改善が期待できます。
また、休職診断書だけでなく長時間労働や本人のキャパシティに合わない仕事量に対し、業務量調整の提言を行う診断書の発行も可能です。
既に出ているメンタル不調を我慢するのではなく、ぜひ一度当院にご来院ください。